ファックジャパン

特技: 特技と自分で言えるものはもう無くなってしまいました。こうやって歳を重ねて何もかもを徐々に失っていくのだろうかと思うと恐ろしいです。 |  好きな食べ物: うどん(主にカレーうどん) |  好きな異性のタイプ: おもいきった人 |  人生の一言: プロレスとは、底が丸見えの底なし沼(井上 義啓) |  人生の一曲: SUN,GUN,RUN(Boredoms)
役者歴: 佛教大学在学中、バンド「ピロティ」で活動する傍ら、フリーペーパー「バッグマガジン」にエッセイを連載。同誌で同じく連載していた劇団衛星代表・蓮行と出会う。2000年12月劇団衛星「脳天気番長は18歳」で役者デビュー、これを機に劇団衛星に入団。

生年月日: 生年月日 1979.3.30 |  血液型:  A型 |  星座:  牡牛座 |  出身地:  大阪市生野区 |  身長: 166 |  体重:  95 |  サイズ B 100 / W 108 / H 100 / 靴のサイズ 27cm

ヰタ・セクスアリス

文責・ファックジャパン 最終更新/2017年4月14日
「今夜も濡れる、夜が訪れる」
着る服がない。
下着もその大半がもうビチョビチョに濡れていてどうしようない。
干しても干してもいつの間にか濡れている。
乾いてきているなという気がしたことがない。
ベランダに干しても、部屋の中に干しても結果は同じだ。
コインランドリーに行っても同じなのだ。
湿りきっているを通り越して濡れそぼっているのだ。
他の服やタオルなどは、乾ききってはいないにせよ、ビチョビチョではないので、これはもう何かの意志が働いているとしか思えない。
誰かの、何かの悪意に違いないだろう。
運命ではないだろう。
週の初めに下着を1週間分買うようになってもう半年が経つ。
この出費が私を今、苦しめているのだ。
ファンシーなもの、豪気なもの、安すぎる物、どうかと思うほど高価な物、ちょうど良い感じのもの、デザイン、質感、作り、あらゆる物を試した。
同じものでも、ネットで買ったり、店頭で買ったり、友だちに買ってきてもらったり、色々なルートを試した。
「濡れない物」
その一点を求めて、探し回った。

見つからなかった。

「願えば叶う」

と言った奴を殺したい。
八つ当たりではあるけれど、
殺意は止まらない、申し訳ない。
1点だけ、救いがあるとするならば、
買ったばかりのおろしたての下着は最高に心地良いということだ。

使い古した下着を着用するあの感じを思い出し、あのはき心地を振り返るならば一言、
「哀れだった」
惰性の下着には緊張感もなかった。

今は違う。
一期一会をかみしめ、味わい、堪能している。
出会いで始まり、別れで終わる。
再会などないのだ。

どちらを望むか、
それが問題なのだ。

お金が無い。
それも問題なのだ。