黒木陽子の「私はこんな海外ドラマを見てきた」
vol.38 ようこそ編み物の世界へ!

最近、『珠光の庵』韓国公演に向けて韓国ドラマを見ようと頑張っておりまして(下記参照)

https://note.mu/gekidaneisei/n/n2afe406ba3b7

ご紹介するドラマがありません。
いや、いろいろ見てはいるんです(見ているのかよ!)しかし『アンブレラ・アカデミー』は私の中の旬が過ぎ、『マインドハンター』はまだ紹介できるほどの何かが私の中で溜まっていないし・・・

そんなわけで焼き直しをします。

これ!



vol.31,32で取り上げました。『アンという名の少女』

ジェンダーがどうのとつらつら書いておりましたが。
今回取り上げたいのは、衣服です。


とにかく、



昨冬から私の中で編み物ブームがきておりまして、ちょこちょこ編んでビジノチズムの物販で出したり、頼まれて編んだり、頼まれていないのに勝手に送りつけたり、韓国公演応援福袋の商品にしてみたりしております。

(応援福袋はこちら → http://www.jukou.info/fukubukuro.html

そんなわけで、つい編み物に目がいってしまうのでした。

舞台が衣食住を自分で賄っていた時代なので、それぞれのキャラクターごとにニットのコンセプトが違っていて、それもまた見ていて感動するのです。

アンのマフラーはライトグレーのガーター編みの長いやつ。ガーター編みは編むのが割と簡単で、初心者はまずガーター編みから始めるのですが、きっと、マリラが温かいのが一番!と、質実剛健な感じでぱっぱと編んでくれたんだろうなぁと想像したり。
おしゃれなダイアナも案外ガーター編みのマフラーで。こちらは色がブルーでおしゃれなお母さんが服装に合わせて編んだりしているんだろうな、とか。意地悪なおしゃれ女子のマフラーがめっちゃ手の込んだ編み方で、かぎ針編みと棒針編みを組み合わせて斜めに編んで首のところがゴム編み?!(これは…大変だぞ!)というものだったり。

帽子も手編み。セーターも手編み。夜、家で羽織るガウンも手編み。学芸会の鳥の衣装も頭部分が手編み。
ニット天国・・・!!!

編み物に全く興味の無い方にはなんのこっちゃという感じかもしれませんが・・・すごい!すごいニットだらけ!!

このドラマを見ることがありましたら、ぜひ、冬のシーンで登場人物たちが身につけているニットに注目してみてください。

ようこそ編み物の世界へ!