黒木陽子の「私はこんな海外ドラマを見てきた」vol.7


海外ドラマ大好き人間!略して「海どん」が、彗星小学校のみんなにオススメの海外ドラマを押し付けていくよ!

vol.7 私はこんな海外ドラマを見送ってきた

えー今回はですね、いつもの海どんと彗星小学校のお話はおいておきまして。
海外ドラマだったら、なんでもいいわけじゃない、もちろん、見続けられなかったものもある、という話をしたいと思います。

「海外ドラマ、見たんだけど、見続けられなかったわー」という人もいると思いまして。合う合わないは、作品に寄りますよー、というのをお伝えしたいのです。

以下、私が見続けられなかったものを理由別に。

<その1:なんか、もういいかな、って思った>
『ゴシップガール』:マンハッタンに住むセレブ高校に庶民が入学。くっついたり離れたり。

『glee』:高校のグリークラブが舞台。名作です。しかし主人公が高校卒業してブロードウェイ行き始めたあたりで…。

『Lの世界』:ビアンカップルがくっついたり離れたり。

あら。最初の2つは両方とも高校だ。だからなんでしょうか…。というか、ドラマの舞台に意味があると(ゴシップガールなら「マンハッタンのセレブ」、グリーなら「地方のぱっとしない高校のグリークラブ」)、シーズンを重ねる毎に無理が出てくるように思います。ドラマが堂々めぐりするというか。
そして、高校生の輝きは、やっぱり短いのよ…。『glee』本当に大好きなんですが、全シーズン見られてません。
『Lの世界』は、ひととおり恋愛パターンが終わったら「なんか、もう、ええかー」となりました。(ゴシップガールも)

<その2:面白さがわかるまで耐えられなかった>
『プリズンブレイク』:天才青年が兄のために脱獄不可能な刑務所の地図を全身刺青をしてワザと捕まって脱獄する話

『ベイツ・モーテル』:ヒッチコックの映画『サイコ』の前日譚

『24』:24時間をリアルタイムでやるやつ

『プリズンブレイク』『24』は、たぶんお好きな方からは「なんで!この、馬鹿たれが!」と、お叱りを受けそう…。その3の理由とも被るのかもしれないのですが、集中力が続かなかったんですよ…。プリズンブレイクの方は「は?なんでわざわざ刺青するん?そんなにしてまでなぜ兄を助ける?」という視聴前の心のツッコミが消えなかったので乗れず、24の方は「これ、止まらなくなったら大変やな…」という理性も働き…。
『ベイツ・モーテル』は、『サイコ』が『ドラえもん』くらい教養として染み付いている人には面白いのだと思います。ホームドラマとして見るにはなんとなく中途半端な。謎も気にならず…「この人が、ああなるんやろー…まだならへんの?」ってなもんで。

<その3:確実に面白そうなのに、タイミングが悪かった>
『ハウス・オブ・カード』:政治家があの手この手を使ってのし上がる話。オバマ大統領も夢中になったとか。

『ザソプラノズ哀愁のマフィア』:マフィアのボスである一家のお父さんの話。プールから飛び立つ鴨の姿に切なくなり、倒れて以来セラピーに通う。

理由の通りです。どれも面白そうで、見ると味わいもあり、きっと続けて見たらば、一番オススメの『ブレイキング・バッド』みたいな感動があるに違いない!と思うのだけど、…いかんせん集中力が続かない。流し見していたんじゃ、面白さを拾えないのです。
元気のあるときに再挑戦するつもりです!

<その4:話が込み入りすぎて、見返す気力がない>
『ダメージ』:血まみれになった若い女。彼女は敏腕弁護士のもとに訪れた新人弁護士だった。

『LOST』:飛行機が無人島に墜落。残された乗客たちは…

『KIlLING〜闇に眠る美少女』:美少女が殺された?!犯人は誰?親?それともイケメン政治家?それとも?

こちらも、面白くて続けて見ていた分には「お!おわ!まさか!そんな!!ええーっ!」の連発だったんですが、それだけに、ちょっと間が空くと、誰が誰やら何があったのかどんな人間関係だったのか忘れてしまい…。もう一度初めから見返すには余力がなく…。
胸躍る複雑なストーリー展開も、こういう根性無しには辛いです。すみません。

と、まあ、こんな感じです。初めに書いたようにあくまで私の理由です。その時の体調や、忙しさ、心の状態なんかが大きく影響しています。

例えば「なんか、もういいやー。どうせベティが頑張ったりから回ったりするんでしょー」と思って途中中断していた『アグリーベティ』(ファッション編集長の秘書になってしまったダサい女の子が頑張る話)ですが、「軽いのでも見ようかー」と思って見返した結果、最終シーズンで感動しましたから!(『アグリーベティ』は最終シーズンがとてもいいのです。中断されてる方、最後のベティの乗り越えるものが一番ジーンとしますよ!)

そんなわけで、その時の自分にぴったりあう海外ドラマ(じゃ、なくて日本のドラマでも、もちろんいいのです)選びの参考までに。
人気海外ドラマが全部自分に合うわけではない!

ええ。