『黒木陽子の
住まなくても都』

住めば都、とは申しますが、
住まなくったってきっと都。

インターネットを駆使して、
47都道府県、住んだ気になってみます!

【第12回:高松市に住んでいます。】

今回住んだのは、ここ。
香川県高松市です。

地図
香川といえばもちろん、うどん。うどんといえば香川。香川といえばうどん。
しかし、高松となると別だ。私の中で高松は「まぎらわしい都市」。
香川の中の都市というには、字面が松山や高知に似すぎていやしないだろうか。
これでは、高松と松山を混同している人もいるはずだ。

調べてみたところ、存在した。
そう、うちの家族である(調べてないやん)。
20数年前、黒木一家は道後温泉へ旅行に出かけたのだが、高松市内に車が入ったとき、なぜか、家族全員、愛媛の県庁所在地である【?松?】に到着したと思い込んでしまったのだ。
その日泊まるホテルが送ってきたホテル周辺図をながめながら、車でうろうろ迷う黒木家ご一行。

母「松山城の前の道路がこれだから・・」
兄「でも、高松駅はこっちや。」
私「この地図がおかしい!古いんちゃうん?」
父「ん・・・ちょっと待て。」
 (地図を凝視する一同)
一同「ここ、高松だ〜っ!」
父「あれは、高松城だ、松山城じゃない!!」
兄「うわ〜っ!夕食に間に合わない!いそいで〜っ」
(車をとばす父)

ほら!ねえ!紛らわしいでしょう?
アルファベットの順番が MLN だったか LMN だったか、 MNL だったかくらい紛らわしい。(ちなみに今、この順番をど忘れしている。)
しかしながら。せっかく今回住むことにしたのだから、もう二度と間違えない。そして間違えている人をせせら笑えるようにしたいと思う。高松って何度も書いていくことにしよう。
住んだのは、高松駅から自転車で30分。ここです。

間取り
すごい!13畳、クローゼットとカウンターつきキッチン付き。

間取り2
共益費を入れると、この連載のルールである4万円を越してしまうのだが、誘惑には勝てなかった。「その分、節約しますので・・・」と、誰にむけてだかわからない言い訳をしたりして。

ネットで調べたところ、高松市内は高低差が少なく、自転車天国とのこと。
高松の文化施設、サンポートへも自転車で30分。海もそのくらい。
高松市役所へは、20分。

総じて住みやすそうだ。ゴールデンウィークに高松出張へ言っていたメンバーも「四国はいい。」って言ってたし。
私も瀬戸内海の端っこに住んでいたからわかるけれど、大きな台風や津波が来ないという安心感から、海のそばに住むことに抵抗がないのだ。海といえば夕日に染められて花嫁を乗せた船が行きかう、おだやかなものなのだ。高知の海じゃ、こうはいくまい。一気に日本の夜明け的になってしまう。

そんな高松の、瀬戸内海式気候はこんな感じ・・・。

気候

そう。高松は、雨が少ない。

空梅雨の年は幾度となく報道される、早明浦ダム(さめうらダム@高知県)の渇水・・・。そして断水情報。
京都に比べると、高松市内水道料金の基本料金も高め。そのあとの従量課金で初期単価が安くなるので一概にはいえませんが、たくさん使うと高松では、かなり割高になるのね・・・。あ、家賃に水道代含まれていないし。

これはもう、高松市民として、節水にはげむしかないよね!

でも、雨が少ないといいことが。
くせ毛がひろがらない!ビバ!高松!うどん!香川!

らしさ
サラサラの髪で自転車に乗り、サンポートで芝居をみて、うどんを食べて帰る。
岡山へもすぐ行けるし、気がむけば、松山まで足を伸ばして道後温泉につかってもいい。

高松と松山はわりと近いのだ。
うちの一家が実証済みだ。

住まなくても香川は都!
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